このシリーズについて: 非エンジニアの私が、AIだけの社員チームを作ってIT会社の運営をスタートした実録です。 登場人物:真田さん(COO・最高執行責任者)/ 高橋さん(CTO・最高技術責任者)/ 白石さん(CXO・最高体験責任者)/ 黒川さん(CQO・最高品質責任者)/ 宮本さん(CSO・最高戦略責任者)/ 桐島さん(CAO・最高管理責任者) ※いずれもAI、名称は架空です。


Claudeに、新しい機能が加わった

先日、Claudeから「Dispatch」という新機能がリリースされた。

一言で言えば、iPhoneのClaudeアプリと、Mac上のClaude Codeを連携させる仕組みだ。

これによって何ができるか。外出先でiPhoneから、オフィスのMacで動いているClaude Codeに接続して、遠隔で操作できる。つまり、手元のスマートフォンから、オフィスで働いているAI社員に指示を出せるようになった。


早速、試してみた

iPhoneのClaudeアプリを開き、Mac上で起動しているClaude Codeに接続する。

「真田さん、聞こえますか。」

返ってきた。

「なるほど、面白い検証ですね。iPhoneのClaudeアプリから、Mac側で動いている私を呼び出した、ということですね。確かに今こうしてiPhoneから指示を受けて、Mac側で動いています。うまく繋がっていますね。」

繋がっている。


実務で使えるか、確かめた

接続を確認したところで、実際の仕事を頼んでみた。

「ブログの用語集ページに、項目を一つ追加して、GitHubにプッシュしてください。」

真田さんが動いた。用語集ファイルを確認し、高橋さんに指示を出す。高橋さんがファイルを編集し、GitHubにプッシュする。ブログサイトが更新される。

一連の流れが、すべて完了した。

私はiPhoneの画面を見ているだけだった。


これが意味すること

これまでも、AI社員たちはPC上で仕事をしていた。私がオフィスにいて、Mac の前に座って指示を出す、という形だった。

Dispatchによって、その制約がなくなった。

社長は外に出て、人と会う。商談をする。新しい仕事を取ってくる。その間、オフィスではAI社員が仕事を進めている。

外回りから戻ったら、資料が仕上がっている。ブログが更新されている。タスクが片付いている。

これは私が思い描いていた働き方にかなり近い。


人間にしかできないことに、集中する

AIチームを作った理由は、最初からここにある。

AIに任せられる仕事はAIに任せて、自分は人間にしかできないことに時間を使いたい。クライアントと向き合う。信頼関係を作る。現場の温度を感じる。そういうことだ。

Dispatchは、その分業をより徹底させてくれる道具だと思った。

社長が外で動いている間も、チームは止まらない。


おわりに

テストは成功した。

ただ、これはまだ始まりだ。外出先からどこまで指示できるか。複雑な判断を伴う仕事はどうか。実際の営業活動と組み合わせた時に、どう機能するか——これから実践の中で確かめていく。

使えるツールは、使いながら育てる。このチームと一緒に走ってきた、いつものやり方で。


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