このシリーズについて: 非エンジニアの私が、AIだけの社員チームを作ってIT会社の運営をスタートした実録です。 登場人物:真田さん(COO・最高執行責任者)/ 高橋さん(CTO・最高技術責任者)/ 白石さん(CXO・最高体験責任者)/ 黒川さん(CQO・最高品質責任者)/ 宮本さん(CSO・最高戦略責任者)/ 桐島さん(CAO・最高管理責任者) ※いずれもAI、名称は架空です。
はじめに
このブログサイトを公開してから、ふと気になった。
「これ、人間に頼んだらいくらかかるんだろう」
AIチームの「給料」についてはNo.10で書いた。月額数千円〜数万円、人間チームの300〜450万円と比べると桁が違う、という話だ。
では今回作ったサイト——このブログそのもの——の市場価値はどうか。
当社で見積書や請求書を担当してくれているバックオフィスマネージャー桐島さんに試算してもらい、エンジニアの高橋さんとコンサルの宮本さんにダブルチェックもかけた。さらに裏付けとして、知人のフリーランスエンジニア(人間)にも確認してみた。その結果を書く。
① このサイトに必要だったこと
このサイトを作るには、大きく分けて以下のプロセスが必要だった。
- 要件定義・設計(何を作るか、どんな構成にするか)
- UI/UXデザイン(見た目・使いやすさの設計)
- フロントエンド実装(実際のコーディング)
- 記事のライティングと入稿
- テスト・品質確認
- デプロイ・公開設定
これをPM・デザイナー・エンジニア・ライターで分担するのが、一般的なウェブ制作の流れだ。
② 人間に頼むといくらか
桐島さんたちが出した試算と、知人のフリーランスエンジニアへの確認、両方がほぼ同じコスト感を示していた。
「このくらいの規模のサイトをゼロから作るとしたら、数十万から、場合によっては100万円を超えることもある。もちろん、規模や内容によって金額は大きく変わると思います」
ウェブ制作を専業にしている会社に一括発注すれば、さらに上になることも珍しくないという。
③ AIチームの実際のコスト
では、AIチームで作った場合の費用はどうか。
ツール費用:月額数千円〜数万円(使用量による)
それだけだ。
外注費はゼロ。人件費もゼロ。かかったのは、私の時間と判断力だ。
④ 差額をどう読むか
単純に比較すると、少なくとも数十万以上の差がある。
でも、この数字をそのまま「得をした」と読むのは少し違う気がしている。
正確に言うと、「外注すれば数十万円以上かかる仕事を、自分でできるようになった」ということだ。
外注する場合、お金を払えば自分が動かなくていい。AIチームの場合、お金はかからないが、自分が動く必要がある。方向を決めて、指示を出して、成果を確認する。それが私の仕事だった。
どちらが正解かではなく、自分のリソース配分の問題だ。
⑤ 「コスト削減」より「できることが増えた」
No.10でも書いたが、AIチームを使う理由は「安いから」ではないと思っている。
今回のサイトで言えば、人間チームに頼む場合、まとまった予算を確保できなければ動き出せない。でもAIチームなら、アイデアが生まれたその瞬間に動き始められる。
「予算がないからできない」が、「やってみてから考える」に変わる。
これはコスト削減というより、行動の閾値が下がったということだ。
おわりに
「今回AIチームが作ったサイトを、もし人間が作ったらいくらか」——聞いた話をもとにすると、数十万から100万円を超える水準になるとのこと。
この数字は、私にとってサイトの価値ではなく、AIチームの実力の証明と解釈している。
コードが書けない還暦の経営者が、外注すれば数十万かかるかもしれない仕事を、AIのサブスクのコストで実現した。それが今、あなたに読んでいただいているこのブログだ。
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